たまき地蔵尊
2017/10/26 文化財
所在地:土浦市文京町1-27(神龍寺内)
神龍寺内にある「たまき地蔵尊」は明治6(1873)年2月の土浦市立土浦小学校創設以来在学中に亡くなられた児童・職員の霊を慰め、併せて本校児童一同のご加護をお祈りするため昭和11(1936)年9月23日、赤塚庄三郎校長時代に創設合祀されたものである。
「たまき」とはおよそ160余年前の神竜寺の住職であった大寅(だいいん)和尚という、人格高く学識深い名僧が「欠けることなく余すことなく只一輪」筆あとあざやかに書かれた教えである。
土浦小学校の子どもたちは『たまきの子』と呼ばれ、校章は金色で一輪の輪を描いた図案になっている。
また、野口雨情が土浦小学校の校歌を作詞した折、校歌の3番をこの「たまき」で結んでいる。
「たまき」は、環・輪の意味であり、いつでも どこでも 誰とでも仲良くできる子どもたちに育ってほしい、という願いを校章や校歌に込められたものであり、この地蔵尊もたまきと名付けられている。
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