銅鐘(等覚寺)
2017/10/26 文化財
所在地:土浦市大手町4−16(等覚寺)
文化財:国指定重要文化財 工芸品 大正9(1920)年8月16日 指定
旧国宝である等覚寺(とうがくじ *等は草冠に寺、覚は旧字の覺)の銅鐘は、市内穴塚般若寺、潮来市長勝寺の鐘と共に常陸三古鐘のひとつに数えられている。総高134.9cm、外径73.8cm。
建永年間(1206~07)小田氏の祖「筑後入道尊念」すなわち八田知家(はったともいえ)が、極楽寺に寄進したものである。
戦国末期、土浦城主菅谷氏に預けられた。その後、土浦城本丸内にあったが、明治17(1884)年に等覚寺に返却され、現在にいたっている。
銘文の「大将軍」の文字は、知家の主君である源頼朝を指しているものと思われている。
銘文:
鋳顕極楽寺鐘
奉為
大将軍
建永
筑後入道尊念
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