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土浦探訪

照井の井戸

     2017/10/25   文化財     

所在地:土浦市真鍋3-12-1(善応寺)
文化財:市指定文化財 史跡 昭和48(1973)年12月1日 指定

照井の井戸

土浦市真鍋の照井山善応寺(しょうせいざんぜんのうじ)境内にある市指定文化財「照井(てるい)」には数百年前から清らかな水が湧き続けている。
水量が豊富でどんな日照りでも枯れることがなく、夏は冷たく冬温かい水が湧くこの井戸には、鹿島神宮の神様が突いてできたという言い伝えや、この地に来ていた弘法大師がのどの渇きを潤そうと水を探したが見つからないため、錫杖(しゃくじょう)を突いて水を湧きださせた、という説もある。

江戸初期の寛文1(1661)年に領内を見回りしていた土浦藩主の朽木稙昌が井戸に石臼の桶を入れて周囲に柵を作り、水を汲みやすいようにして水戸街道を行きかう人や村人ののどを潤したといわれている。

いつしかその水の評判が広まり、医療用水や茶水にと遠くから汲みに来る人も増え、寛文10(1670)年には土浦藩主の土屋数直が土浦城までの9町40間(1,018メートル)に木樋(もくひ)を埋設し城内へ通水させた。
土浦の上水道の始まりといわれ、城内の飲み水に利用されたほか、民衆の洗濯等にも使われた。
現在も地域住民などの多くに親しまれている。

 
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