等覚寺鐘楼
2017/10/26 文化財
所在地:土浦市大手町4−16(等覚寺)
文化財:市指定文化財 建造物 昭和48(1973)年12月1日 指定
等覚寺(とうがくじ *等は草冠に寺、覚は旧字の覺)鐘楼は、土浦在住の大工金子清吉の手により慶応元(1865)年に建てられ、国指定重要文化財の銅鐘がつるされている。
上部構造は、礎石に四方転びの円柱を立て、腰貫・虹梁(差し物)・頭貫・台輪・小屋梁で主要軸組を構成している。
組物は二手先斗きょう(ふたてさきときょう「きょう」は木へんに共)を用いている。また、欄間・柱四方の獅子頭・持送りなどに彫刻が施されている。屋根には二軒、扇垂木、入母屋平が正面で、唐破風が付いている。明治19(1886)年、火災によって柿(こけら)葺き屋根が消失し、瓦葺きとなっていた。
平成8(1996)年に解体修理が行われ、屋根は瓦葺きのまま、唐破風付きに復元した。
元の欄間及び獅子頭等の彫刻は客殿に展示されている。
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