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土浦探訪

水天宮

     2017/10/25   文化財     

所在地:土浦市川口2丁目(川口運動公園入り口横)
文化財:水天宮本殿:市指定文化財 建造物 昭和48(1973)年12月1日指定

水天宮

日本三大水天宮のひとつ(他は久留米の水天宮、東京の水天宮)。
天保11(1840)年、久留米二十一万石城主有馬頼徳(よりのり)の三女竹姫が土浦九万五千石城主土屋寅直(ともなお)のところへお嫁入りの時、久留米水天宮の分霊を捧持し、土屋藩邸内に祀ったものがはじまり。
土浦市川口町の現在地に遷宮したのは昭和33(1958)年7月5日。
霞ヶ浦湖畔に、鳥居と本殿がひっそりと建つ。
規模は小さく、社務所などはなし。祭神は、安徳天皇、建礼門院徳子、平時子、天之御中主神。水難除け、農業、漁業、海運、商売繁盛にご利益があると伝えられる。
また、安産の神としても知られる。
本殿は覆屋の中にあり、一間社流造(いっけんやしろながれづくり)の小規模なつくりである。当時の土浦地方では珍しい総檜造で、軒の板支輪に「棟梁金子清吉藤原国次」の銘がある。
金子清吉は土浦在住の大工で等覚寺鐘楼(大手町)も手がけている。
建築年代は明治初期と推定される。
また、水天宮には「五十貫目」、「三拾八貫」と刻まれた力石が奉納されている。

 
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